アポクリン腺について

夏場のこの時期、自然に洗濯の回数も増えてくるものです。ジャケットやスーツなど、あまり洗いたくない素材のものも多いですが、ム~ンと蒸れたような嫌なにおいは、我慢できるものではありません。上着などはそれほど気にならないかもしれませんが、下着を含め、アンダーシャツは毎日取り替えるのが当然でしょう。

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アポクリン腺は、この嫌なにおいのもとになる汗を分泌する汗腺であり、皮膚の限られた場所に存在します。先にエクリン汗腺について述べましたが、エクリン汗腺が人の身体全体に分布している小汗腺なのに対し、アポクリン汗腺は大汗腺で白い汗を出します。まぶたや鼻、外耳道、わきの下、へそ、肛門の周囲や外陰部などに分布しており、思春期に分泌機能を開始するのが特徴です。エクリン腺からの分泌物は、水分を主成分とした汗なのですが、アポクリン腺からの分泌物には、タンパク質や脂質などの成分が多く含まれているため、やや粘つきがあります。またアポクリン腺は、表皮に直接開口しておらず、毛包の上部につながっています。

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これらのことからもわかるように、アポクリン腺はその数こそ少ないですが、エクリン腺よりも大きな分泌部をもっており、特にワキガなどが強い人は、その部分が発達していて、イクラのようにでこぼことした凹凸を持った形状をしています。もともとアポクリン腺から発するにおいは、思春期を経て始まるように、異性をひきつけるフェロモンの役割を果たしています。

いわゆる情緒刺激のあらわれと解釈するのが、生物学的には正しいのですが、ひどくイヤなにおいとして認識される場合もあります。先に述べたようにエクリン腺とは異なり、アポクリン腺から分泌されるのは脂質やタンパク質ですので、皮膚に付着すると常在細菌によって、すぐに分解作用が始まります。この化学変化の際、動物性の脂質やタンパク質は、非常に独特で不快な臭気を帯び、周囲にイヤな臭いを振りまきます。

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これだけを耳にすると、アポクリン腺などない方がよいと思う人もいることでしょう。しかし、性行動は人間にとって非常に原始的欲求であり、ごく自然なことです。アポクリン腺の分泌活動はそれと密接にかかわっていることを覚えておきましょう。